以前「Kickのブースト」でキックを強く出す方法を書きましたが、もっと楽な方法を解説します。
1. Channel rackからキックのサンプラーを開く

2. ペンチボタンを一回押して、「Boost」ノブを調整→波形がブーストされる。

3. 「Envelope」タブに切り替え、エンベローブ調整

強いキックを作りたいとき、自分の理想は「長方形」。Mixer画面で波形表示するとキック波形が長方形になっていることがわかる。(2)の作業で音のレベルをあげ、(3)の作業で波形を長方形にした。

4. 808を強く出したいときは「808のための周波数帯域を開ける」ことが重要。まずは808の周波数特性をSpanで確認。

60Hzをピークに1kHz付近までの波形となっていることがわかる。この帯域を808のために開けることが必要。標準プラグイン「Fruity Parametric EQ2」で上物の周波数帯域を調整。

5. 帯域の調整後は(2)で解説したブーストを808波形にも適用して完了。
 以下トラックは本Tipsを使って作成したビート。